ECC日本語学院の日本語教師養成講座はどうでしたか。
先生方はとても熱心に教えてくださり、知識や経験が豊富な尊敬できる方ばかりでした。カリキュラムも毎回絶妙な分量を学べるようになっていて、とてもよかったと思います。例えば語彙の授業で学んだ用語が日本語史の授業で出てきたりするなど、出てくるタイミングが合っていて、科目間の繋がりがよく考えられたカリキュラムになっていると関心しました。
実際に教える際に、養成講座で勉強したどんなことが役に立ちましたか。
「全て」と言っても過言ではありません。
文法や音声、教授法など基本的なことをすべてしっかり教えていただきました。また、言語学、異文化コミュニケーション、語彙の授業などを通して日本や日本語を違う角度から見ることができるようになり、それが留学生とのコミュニケーションでも非常に役に立っていると思います。
実習が3か月ありましたが、教壇に立つ際に自信に繋がったことがあれば教えてください。
実習中は家の中で1人で頭を抱え途方に暮れることが何度もあり、本当に大変でした。
しかし、今となっては実習の段階でそういった苦労を経験できたことで、自分が授業を持つことへの覚悟が早くからできたように思います。現在2つの学校を掛け持ちで教えていますが、与えられた授業時間や生徒の国籍、使うテキストなどもそれぞれ違います。教師はその条件に合わせて、毎回授業を作って行かなければなりません。
実習の時に苦労しながらも自分の頭で考え、創意工夫して教案を作り上げていった経験が今も役立っており、教壇に立つ際の自信につながっています。振り返れば実習では慣れないことも多く本当に大変でしたが、先生方にいただいた数々のアドバイスや一緒に学んだクラスメートの温かい励ましがあってこそ乗り越えられたことだと思います。ECCの養成講座に通って本当によかったと思っています。